2017/09/07
世界三大建築家の一人「フランク・ロイド・ライト」

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20世紀の世界三大建築家の一人に数えられる巨匠
デザイン課の「あーちゃん」です。
《 空間の魔術師 Frank Lloyd Wright 》
アメリカの建築家、故フランク・ロイド・ライトは「空間の魔術師」とも称されています。
彼は建築のみならず、内装、ライトスタンドやステンドグラスも多く手がけています。
私が、ガラス工芸に携わった際、チーフデザイナーから見せて頂いたのが、ライトのステンドグラスが掲載されていた洋書でした。
日本でも彼の設計した建造物がいくつかあります。
母国アメリカ以外で、唯一彼の作品が現存するのは日本のみです。
1917年、「帝国ホテル」の総支配人に請われ来日します。
1919年に着工すると、ライトは使用する石材から調度品に使う木材の選定に至るまで自ら管理し、帝国ホテルに使われた「スクラッチタイル」「テラコッタ」「クリンカータイル」などは当時の日本では殆ど作られておらず、新たに「帝国ホテル煉瓦製作所」を設立した程のこだわりようでした。
ライトゆえの完璧主義は大幅な予算オーバーを引き起こし、結果、ライトは帝国ホテルの完成を見ずに日本を離れる事となります。
※現在、愛知県犬山市博物館明治村に中央玄関を移築
《 偉大な建築家 》
ライト設計の東京都豊島区の自由学園明日館や、兵庫県芦屋市にある「旧・山邑太左衛門邸」は、国の重要文化財にも指定されている建物です。
ウィスコンシン州スプリンググリーンのタリアセン、 アリゾナ州スコッツデールのタリアセン・ウエストは、ライトの傑作の一つと評価され、米国の歴史的建造物に指定されています。
彼の最大の代表作となるペンシルバニア州に「カウフマン邸/落水荘」は1936年に建築されました。
フランク・ロイド・ライト財団は、1940年に創立され
フランク・ロイド・ライトの生涯にわたる業績のアーカイブズ(保存機関)で、ライトの22,000以上の図面、300,000通以上の文書、作品や美術品などを保存されています。
ライトのお話は、また次回に^^