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国産シカ肉ドッグフードが急増したことは日本の自然環境が悪化していることを意味している?

国産シカ肉ドッグフードの急増について



国産シカ肉ドッグフードの急増について


みなさん、こんにちは。

これからどんどん暑くなっていきますね。
食事は元気の素ですので、ワンちゃんネコちゃんの食事に気を付けてこれからの夏を乗り切りましょう。



《 国産ドッグフードのプチブーム? 》

最近、国産ドッグフードには、シカ肉を主原料にしたものが増えてきたような気がしませんか?
これはひょっとして、ニホンジカの生息数が増加したことが理由の一つかもしれません。

ニホンジカたちは、生息数が増加しただけではなく近年生息域も拡大しており、農産物などにも深刻な被害を及ぼすようになりました。
そのため生息数を減らすためにシカを捕まえ、それらの一部がペットフードにも利用されているのですが・・・



《 シカの増加で自然環境が悪化 》

ではなぜ、シカが増えると自然環境の悪化につながるのでしょうか?

シカはとにかく食欲が旺盛で、農作物だけではなく森の木の実や新芽、食べるものが少ない時には気の皮や枝まで食べると言われています。

シカが増えれば、森の植物は減り、同じようなものを餌にしている動物にも影響が出ます。
その結果、森の生態系までもが変化し、生き物の種類は減り、不完全でバランスを欠いた森となってしまうのです。



《 バタフライ効果 》

アメリカのイエローストーン国立公園の有名な実験として、次のようなものがあります。

絶滅したオオカミを公園内に放ったとたん、オオカミのエサとなるシカの頭数や生息場所にも変化が起こり、さらにその変化はつぎの連鎖的変化となり、食物連鎖全体の正常なバランスが取り戻されていきました。

その結果、様々な種類の生き物たちの姿も戻り、森全体が数年かけてよみがえったという話です。

オオカミの1つの集団を広大な国立公園に放ったというだけの小さな変化は、国立公園全体の自然環境を変えてしまうほどの大きな変化につながったことから、バタフライ効果の1例としてとりあげられることとなりました。

そして同様にオオカミが絶滅してしまった日本でも、再びオオカミを放つことが良いのではないかという議論が生まれました。


犬たちの行動や犬の食事などは、よくオオカミと比較されることがありますが、本物のオオカミが出ればそれどころではありません。
しかし、人が絶滅に追いやったオオカミのおかげで、森の環境は今悪化しているのかもしれないのです。

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