食事はバランス 五味五色五法とは?

バランスの良い食事について
最近、社内では必須脂肪酸や油のことについて話をすることが増えました。
油一つとっても、バランスよく摂取することが大切だと言われていますよね。
『医食同源』の言葉にもあるように、バランスの良い食事が健康維持のもととなります。
《 五味五色五法五適五覚 》
料理にうとい男性は特に、こんな言葉聞いたことが無いのではないでしょうか?
五味は「甘・酸・辛・苦・鹹(塩辛い)」
五色は「白・黄・赤・青(緑)・黒」
五法は「生・煮る・焼く・揚げる・蒸す」
五適は「適温・適材・適量・適技・適心」
五覚は「視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚」
調べると道教の陰陽五行説から来ている言葉だそうです。
日本料理にもこの考えは取り入れられており、このような心得を持ってバランスの良い料理を作ることが良しとされているそうです。
《 ペットの食事バランス 》
多くのペットフードがある中で、『総合栄養食』はまさにバランスのとれた食事となります。
しかしそれらはあくまで栄養面に関してのものであり、五味五色・・・に照らしてみれば、ペットフードって何の考えも趣(おもむき)もない食べ物ののように感じますよね。
ほんとうに美味しいのかどうかもわかりません。
そこで私なりに、あえて犬や猫の食事で考えてみたら『一味一色一法五適二覚』となりました。
一味は「甘い砂糖も塩も、刺激のある辛いものも、嫌いな苦いものもダメ。酸味のある発酵したものは好物。」
一色は「犬や猫などの肉食動物は、とにかく赤い肉。」
一法は「煮る、焼く、揚げる、蒸すなどは栄養が低下するため生が理想的。」
五適は「適当な温度で、新鮮な良い素材で、肥満にさせない量で、年齢や体調に応じてサプリメントなどを加え、完食後は心からほめてあげましょう!」
最後に二覚は「とにかく匂いと味が大切ですよね。」
ペットフードに関しては、食べる食べない、ライフステージ、添加物の心配などなど・・・悩みを抱えていらっしゃる飼い主様も多数いらっしゃると思いますが、いろんな情報を得ながらもバランスのとれた考え方を忘れずに、食事管理に取り組んでみてはいかがでしょうか?