2016/11/10

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スピンオフ 野球編3「天から授かった “もの”と“者”」

高校野球について

高校野球③について

かつて高校球児だった私たちにとって、この夏衝撃のニュースが飛び込んできました。それは、あの甲子園大会での「奇跡の大逆転」で話題になったPL学園の野球部が廃部になるというニュースでした。私は強豪校出身ではありませんでしたが、PL学園出身でジャイアンツのエースとしても活躍したあの有名な投手(もう一人の有名打者は事件があったため紹介は差し控えます。)が、私の一つ下の世代だったこともあり、大阪地方大会の開会式などでは同じ高校球児としてユニフォームを着、開会式の列に並んでいる姿なども見かけることがありました。

当時の高校球界きってのスーパースターを含め、甲子園でも大活躍したPL学園というチーム全体を初めて生で見たときの私の印象は「いたって普通…?」でした。特別全員が大きな体格をしているわけでもなく、また現代のパワー野球のように誰もが筋トレで鍛えた筋肉隆々の体つきをしているわけでもなく、ほとんどの選手が、自分たちとあまり変わらないような体格をしているように見えました。

しかし!です。いざ、野球場というステージに彼らが立った途端、見事なほど素晴らしい野球を見せてくれるのです。野球は小さな動くボールを自分も動きながら目で追い、的確にバットに当て、そしてグラブで捕球するという動きのあるスポーツです。

彼らは同じバットスイングも、ボールを投げる肩の強さも、走る速さも、まるで別次元なのですが、実は的確に打ち、的確に補給できるということは運動能力だけではなく100キロ以上の速さのボールを追う目の良さや感覚も加えて素晴らしいということなのです。

だれもが努力をすれば、ある程度のレベルになれることを私たちは18歳になるまでに教えられて育ちました。しかし、18歳になるまでに天賦の才能も姿を現すということをこの時知ったのです。すでに才能を発揮している彼らでも、その後プロ野球に行けばレギュラーになれずに辞める人もたくさんいます。本当の本当の努力は、そこから始まっていたということを今野球を見ていて感じるのです。

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