2016/11/10

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スピンオフ 野球編1「新チーム!選ばれるという緊張」

高校野球について

高校野球について

今回はリクエストにより、番外編として高校野球について書かせていただきます。学生当時の部活動の話なのですが、当時の様子を懐かしく感じる人が一人でもいてくれればと思います。

30年ほど前、私は大阪府内にある公立高校の野球部員でした。学校自体、部活動の盛んな校風であり、その中でも特に野球部はかつて甲子園に出たことのある古豪であり、練習の厳しさは学内でも随一でした。

進学校にも関わらず、まるで野球の強豪高校のごとく、早弁(はやべん)や授業中の居眠りが当たり前で、早弁を済ませた1年生は昼休みもなくせっせと校庭に出て、春夏秋冬グラウンドの整地などに励むのでした。

部活動は、まさに盆と正月以外のすべての日が練習と試合にあてられます。毎日が疲労困憊(こんぱい)の中、自分たちもいつか上級生になるんだという思いを唯一の希望の光にして、新チームになるまでの地獄の2年間を過ごすのです。

そして2年が過ぎ…

3年生が最後の夏の大阪大会に負け、いっしょに戦った後輩たちも試合後共に涙を流すのですが、その姿とは裏腹に、腹の中ではもう一人の自分が「明日から新チームなんだ!」と叫ぶのです。そして、ようやく夢にまで見た自分たちの時代を迎えるのでした。

…が、しかし!

新チームの喜びは一瞬で消え、すぐに大きな大きな不安とプレッシャーがみんなの心を覆いつくして行くのです。それは、いったい誰が新チームのキャプテンになるか?ということなのです。誰もがわかっている事、それは技量や試合の活躍度ではありません。

まずはあの激しい練習に耐えながら、皆を牽引していくだけの折れない気力、もうこのまま気絶してしまいたいと思うようなつらい練習時にも、まだその先に自分を奮い立たせられるような気迫。歴代の主将がそうしてきたように、自分たちの誰かが、その役目を担う時が刻々と近づいていることを誰もが感じ、お互いの緊張しきった心音が聞こえるのではないか思うような数日間を過ごすことになるのです。

次回「絶対キャプテンにならない! 最後の最後まで…」に続きます。

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